デスノート/Death note (1) |大場 つぐみ /小畑 健
デスノート/Death note (1)
大場 つぐみ /小畑 健
集英社 刊
発売日 2004-04-02
価格:¥410(税込)
キャラ立ち 2006-11-28
推理小説に絵をつけたような漫画で,文字が多く読むのに時間がかかるのは覚悟しよう.月(ライト)とL(エル),その後の,月とN(エヌ)の息詰まる知能戦がこの漫画の最大の見せ場だが,ストーリーは,推理小説風に読むとややご都合主義に流れる嫌いがある.たとえば,デスノート/Death note のルールが追加されたり,突然別の死神が出てきて敵の味方をしたり.原作者もそれほど先を見てストーリを組み立てているわけではなさそうだ.
しかし,それらを補って余りあるのは,登場するキャラクター達の個性的な魅力にある.特に,主役の月に対峙するLには,従来の漫画になかったヒーロー像を感じさせる.
このきわめて個性的なキャラクター達と,悪を絶対的な力によって裁くことの功罪という,比較的普遍的なテーマを持つ本作品は,海外でも受け入れられることは間違いないだろう.すでに,漫画は翻訳され書評では絶賛を浴びており,またまた,MANGA の評判を押し上げることは確実のようだ.
面白いけど..., 2006/11/8
面白いです。時々出てくるややイタい、癖のあるセリフ(「全国共通模試一位」等)や、冗長な説明は気になりますが、着想が斬新で作画も丁寧で見やすく、退屈せずに読めました。
まあ、おそらく「少年ジャンプ」の対象年齢から漏れている人間(オレですが)がケチつけるのもかなりイタいですけど(笑)。
定評のある(らしい)頭脳戦やら心理戦やらはまだ雰囲気だけで、描かれておらず、その辺は2巻以降に期待します。
ただ、セリフに中身があるようで無いものが多くてちょっと気になりました。
それと、少々「都合良すぎ」ではというところが目立ちます。
まだ一巻なので何ともいえませんが、一貫して、「無理」を何事もないかの様に展開させ、その結果に基づいて構築された「都合の良い」舞台状況でのみキャラクターの「頭の良さ」を表現している、という印象が見受けられ、2巻以降の内容が楽しみですが気がかりでもあります。
それをいうと大抵の小説なり漫画なりはすべて片付いてしまうとは思いますが、あからさまなギャグやファンタジーではない上に、「頭脳戦がウリ」という作風から、「都合良すぎ」な展開の頻度、程度が作品の世界観の許容範囲を越えてしまっている感じも否めません(死神やLの存在を考慮しなくても)。この点で、人によってはすぐに冷めてしまったり、全く受け付けなかったりするかと思います。
細かい突っ込みどころをうまくスルーできれば、十分楽しめる良質なエンターテイメントだと思います。続きが、というか結末がとても気になります。どう収拾つけるのか。
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この記事は2006/12/3に作成しました。






